普段から嘘ついてると言いますか、嘘っつーかなんつーか。正確には『過剰表現』とか『誇張表現』って言った方が正しいのかもしれませんけど。
テキトーなことを言う人ってのに憧れてるんです。「あー、この人って悩み事とか無いんだろうなぁ」っていう対象っつーか。
芸能人でいうと『明石家さんまさん』とか『高田純次さん』なんかがそうです。
例えば、ヒーローに憧れる男性って多いと思うんですけど、普通の『弱き者を守り、悪を挫く!』っていうようなヒーローには、さほど憧れないんですね。
どっちかっつったら『吹き出物を守り、足を挫く』っつーか。
転んで頭から地面にいきそうだったところを「このままだとニキビが潰れて跡が残ってしまう!」っていう不安一心で、体勢を立て直すものの最終的には足を挫くっていう。
ちょっと間抜けな存在。間が抜けて怪我してるくらいが可愛いもんです。毛が抜けたら可愛くないですもんね。これこそ大怪我ですよ、本当に。
だからヒーローっつっても、倉庫で捕らえられてる仲間の元に颯爽と現れた第一声で「イーッ!!!」っつって右手を上げるような仮面ライダーって言うんですかね。
怪獣を前に「3分間待ってやろう」って言い放つウルトラマンっつーか。そんなんに憧れております。
っつっても、ヒーローだって表舞台しか放送されてないからアレですけど、案外キツそうなんですよね。ヒーロー同士のしがらみとか、怪獣との八百長なんかも珍しくなさそう。
ほら「変身中は攻撃しちゃいけない」とか、暗黙のルールも多そうですし。CMをまたぐまでは、ある程度追い詰められないといけないわけですし。
悪の大王がなんか喋ろうとしてんのに、こっちが変に興奮して、悪の大王の話を挫いたりとかしたら大変ですよ。収録終わりに楽屋に呼ばれます。
「君はこの世界に入って何年だね?」っつって。あーでもない、こーでもないって言われ続けて、最終的には今まで培ってきたプライドとか全部折られて挫けます。
『人生、七転び八起きだ』なんて言いますけど、できることなら転びたくない。何回転んでも立ち上がれる人っつーのは、もはや『HERO』ですし。
『TEKITO』の立場で言わせてもらうと、派手に転んでからの額のニキビが潰れて跡になってしまうのだけは避けたい。どうしても避けたい。
まぁくだらないことを書いてきましたけど、本当はね。本当はカッコイイのにも憧れますよ。男たるもの、やはりHEROになりたいです。
「ずっとヒーローでありたい ただ1人 君にとっての」とか言いたいですもん。桜井さん超かっけー。抱かれたい。
まぁ、つまずいたり転んだりした時にそっと手を差し伸べてもらうのは、こっちサイドですけどね、はい。
コメント
お互い手を差しのべ合える人ができたらいいですね。
そしたらヒーローなんかいらないかも。うん。
マミーさん、一応言っておきます。
おりに手を差し伸べてくれる人がヒーローです、はい。