もうすぐ『エイプリルフール』ですけど、微笑ましいのから腹立たしいのまで、毎年毎年よく考えるなぁと。1人で勝手に感心したり呆れたりしております。
こちとら毎日がエイプリルフールみたいなもんなんでね。別に、今さら『特別な日』でも何でもないんですけども。
たぶん距離感とか間違って『痛い嘘』ってのも出てくるんで、それについて少しばかり。
個人的には『笑えない嘘』って、あまり好きじゃないです。本人は面白いと思って喋ってても、聞いてる方はドン引きするようなやつ。
例えばそうですねぇ、人の生死に関わるやつとか?
昔、中学とかそこらのとき、体育の授業を休むために1度だけ、母親を交通事故に遭わせたことがあります。
再三に渡って「体育着の半袖を忘れるなよ!」って言われたやつを忘れまして。もうコレは早退するしかないと。
「おかんが事故に遭ったようで・・・」って体育の先生に説明してる矢先、おかんがママチャリに乗って体育着を持ってくるっていうね。
あれほど、小さな親切が大きなお世話に感じたことは、これまでの人生において後にも先にもございません。
ちなみに届けに来てくれたおかんは『育ての母』ということで、危機的状況を乗り越えることに成功したわけですが。
少し不謹慎すぎるかなぁと。海より深く反省した所存でございます。
それ以来、身内に不幸を起こすような嘘って冗談でも言っちゃいけないと思い、なんかしら用事があって仕事を休みたいときなんかは『結婚式』としてきました。
「知人の結婚式で・・・」っつって有給休暇を取って、その裏でスノボに行って足の骨を折るっていうね。
会社では大騒ぎですよ。「結婚式に行く」っつって休んだ奴が、次の日なったら急に松葉杖ついて出社するわけですから。
「いやー、知人を祝うのに色んな意味で骨が折れましたよー」っつって。
「余興で変な方向に滑っちゃって焦りましたー」っつって。
少しだけリアリティーを持たせるのもミソです。まぁ変な方向に滑ったのは事実ですから。ちなみに『ミソ』とか言ってますけど、正確には『ミス』ですけどね。
さらに言うなら、こんなテキトー人間を採用してしまったこの会社の人選ミスですけどねー!!!なんつって。
というか、有給休暇を使うのに『私用』という名目が許されてないから、こういうことになるわけで。1回、正直に『旅行』って書いたら許可出なかったんでね。
そのために、2ヶ月に1回ペースで嘘をついてます。2ヶ月に1組ペースでカップルを成立させとるわけです。
『恋のキューピット』として様々な恋を成立させてる一方で、商談の1つも成立させない手腕には、会社からも愛想を尽かされております。
申請用紙持って上司のとこに行くと「またか!?今度は誰の結婚式や!?」とか言われるわけで。「それを言ってわかんのか?」って思うんですけど、一応『桜庭くんの・・・』とか答えたりするわけで。
「桜庭くんってなんの知り合い?」とか聞いてきよるわけです。知らねーよ!!!っつって。さすがにそれは言えないので、知らねーよって言いたい気持ちを抑えて「大学時代の・・・」とか言うわけです。大学行ってないけど。
ほんで、渋々出された許可でもって意気揚々と遊びに行くわけです。もうね、嘘に嘘を塗ってるもんだから、どれが真実なのか自分でもわかりません。
まぁ嘘っつっても、会社を休む上での『建前』って言い方もできませんかね?
「なにもかもが本音で喋ることがイイか?」っつったら、そうでもないのが現代の日本ではないかと。
だって『カワイイは作れる』ってのも言い方じゃないですか?本来は『見苦しいのは隠せる』ってのを、受け入れやすく表現を変えただけのような気がするんです。
とりあえず嘘はよくないです。建前ならオッケーです。
「ハーバード大学を出てます」とか言おうもんなら、文春に叩かれそうだし。
今度は 文春に叩かれて足の骨折れたりして・・・。
あ、ちなみに足の骨とか折ったことありません。
嘘です、ごめんなさい。
コメント
「見苦しいのは隠せる」かあ・・・。
ぐっさー!!!ときたー。心臓の真ん中に。
ドラキュラでも即死するレベル。
隠せる方法を調べとこー。
マミーさん、こんな時はコレ。
「鬼にカネボウ」
オススメです、はい。