「無人島に1つだけ何かを持っていけるとしたら、何を持っていくか?」という会話が盛り上がると聞いたので試しにやってみたところ、超綺麗なキャバ嬢とやる王様ゲームの実に4倍くらい盛り上がったのち、「ここは墓場か?」くらいの虚無感に襲われた今日の午後7時

りぴーとあふたーみー。

無人島に1個だけ何かを持っていけるとしたら、何を持っていくか。

さんっはいっ! 

 

これまでの人生において、この手の話題は嫌と言うほどしてきました。

これに関して言わせてもらえれば、もはや「カレー味のう〇こ」が「う〇こ味のカレー」かってくらい盛り上がる。なんなら「う〇こ味のう〇こ」が食べられるくらい盛り上がる。いやそれはない。

 

以前にこの話をしたのは高校生くらいの頃ですかね。

この手の話題をすると、必ずと言っていいほど「お前、アメリカの電子レンジで猫を乾かそうとしたアレか!」くらいの発言をする奴いませんか?「だって動物を電子レンジに入れちゃいけないって書いてないから!」的な。

 

この「知らず知らずのうちに、自分ルールを作っている感」がたまらなく面白い。そして腹立たしいのです。

 

よく聞くのがスマホ(当時はケータイだったけど)ね。

少し垢抜けてて周りよりもスカートの丈が拳1個分短くて茶髪が似合う、学校指定のリボンじゃないのを付けてるアヤちゃん的な人が「スマホ無しの生活なんか考えられないからー」とか言うじゃないですか?

そこは乗っかる。「あー、スマホいいねー」っつって。「じゃあアヤちゃんが無人島に連れて行かれたら迎えに行ってあげるから、番号教えてー」的な感じで。

実はこれ、本来であればメチャクチャこねくり回したい。随分とまぁ都合のいい無人島だなと。

 

当時、ウチの実家は電波があったけど、少し離れた佐藤君のお家はピッチ圏外だったからね。親友の天野君の家は電波1本だからね。アンテナ伸ばして髪の毛に擦りつけると「クララが立ったー」ってなるレベルの。

というかアンテナを髪の毛に擦りつければ電波レベルが上がるとか、どこぞの社長がキャバ嬢にセクハラしたいがために思い付いた迷信としか思えないんですけど。

というか、その無人島にスマホ持ってって使えるのかって話ですよね。海外のどこでも使える魔法みたいなスマホってこと?じゃあ最初っから「どこでもドア」とか持って行ったらどうかしら。うーん、名案。

 

えー話がそれましたが本題に戻ります。「無人島に1つだけ何かを持っていけるとしたら、何を持っていくか?」について。

健康的に焼けた肌と持ち前の元気の良さが魅力で、周りの視線を気にせずに「あー、あつい!」とか言いながら胸元ざっくりのYシャツを手でパタパタするような、運動部のキャプテンを務めているユミちゃん的な人が「私は釣り竿だなー」って言う。

左手で竿を持って、右手でクルクルやるようなアクションをしながら、さも「私、実はhiroki matsukataばりのテクニックを持ってますわよ」的な。

ここも乗っかる。乗っかるけども!!

 

左手に竿!右手にリール!それはもはや1つじゃない!!

それはアリなの?誰も突っ込んでないけど、それはユミちゃんに嫌われたくないから突っ込まないだけなの?それとも何も疑問に思ってないの?

まぁいい。百歩譲って竿とリールがセットになって竿1つ扱いとしよう。じゃあエサは?え?ルアーなの?まぁジグでもサビキでも何でもいいけど、それを含めての竿なの?…ずいぶん、いい竿持ってるやんけ、羨ましい。

 

仮にね。これを言ったとするじゃないですか?「それずるくない?」と。そしたら何故か「エサは現地調達すればいい」的な話になるんです。ヤドカリの尻尾で釣れるとかなんとか。

だったら釣りしなくて良くない?現地で魚のエサが調達できる環境なら、岩場に行けばカニとかいるんじゃないの?貝とか取れるんじゃないの?そういうのはないけど、ヤドカリだけはいるの?

無人島といういかにもサバイバル的な空気が漂う中、自分の脳内補正というチートを遺憾なく使えるくせに、なぜか苦労しようとする。ここで言う苦労っつーのは、言い方を変えると楽しもうとしとるわけです。

「山で苦労して淹れたコーヒーが美味い!!」的な、どこぞの芸能人(復帰済み)みたいなことを言うんじゃない!と思うわけです。そんなことを言っていると、やっちゃいけないって言われているのに線路に入って怒られて「〇〇はまだ16だからー」とか言う大人になっちゃいますよー。

 

なんて言ってたら、さっきまでキャッキャしてたのに、急に遠くで救急車の音が聴こえるくらいの感じになってるんです。嵐の前の静けさ的な。

そして肝心のユミちゃんが「じゃあリールも要らない!」的な感じになる。「怒ってるの?」「怒ってない!」的な感じになる。挙句の果てに「釣り竿いらない!」ってなる。

「竿だけあっても糸が無くて成立しないから、竿いらない!」「じゃあ『どこでもドア』でいい!」「てか私、無人島行かない!」ってなる。

 

そして、アヤちゃんがいなくなり、ユミちゃんがいなくなり・・・。周りからどんどん人がいなくなる。「あれ?ここ無人島だっけ?」くらいの感じになる。

何にも持たずに無人島来ちゃった人に成り下がる。「無人島に1つだけ何かを持っていけるとしたら、何を持っていくか?」を考えたかったのに、何も用意していないにも関わらず無人島に到達しちゃった人になる。

 

無人島に何を持っていくかの答えはでなかったけど、めんどくさい方向に話を持っていくと無人島に着くということがわかった。

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コメント

  1. mamichansan より:

    やーん、まろさん!
    私もこの前、無人島ネタ投稿したばっかりなんです!
    もしかして、読んでくれた?読んでくれたの~?めーっちゃうれし~い!
    もうまろさんは全然ブログ読んでないのかと思ってた!
    とかいって偶然の一致だったらどうしよう。
    ちなみに娘はこのエントリーを読んでも、しつこく
    「キャンピングカーはあれひとつで単体!なにを乗っけてても、あれでひとつ!」
    って強弁してます。
    カミュさんも帰ってきたし、うれしいことが続くなー。ラッキー!

  2. mamichansan より:

    あ!言い忘れてたけど、ゆとりさん結婚したんだってー!!
    まろさんもがんば!

  3. xx_mar0_xx より:

    あ、マミーさんお久しぶりです。そうそう、マミーさんの記事を読んでインスピレーションをもらいました。
    そして、ゆとりさんのゼクシーも見ましたよ。ちゃっかり苗字も変えてましたね。
    こうなったら婿入りして猪八戒まろになるしかない、うん。