一人暮らしから学んだこと。

一人暮らしを始めてから、ちょうど1年がたちました。

遅くに仕事が終わって疲れて帰ってきてからの料理は面倒に感じるときもありますけど、そこはスーパーのお惣菜なんかを利用しつつ上手いことやってきました。

もともと洗濯は自分でやってましたし、誰にも気を遣わなくていいっつー面では非常に有意義な時間を過ごせているかと思ってます。

とはいえ「実家にいたときに家族に気を遣ってたか?」って聞かれたら、それはそれで微妙ですけど。

実はこの1年間、まったくしてないことがありまして。おそらく一人暮らしをしている人の大半がそうだと思うんですけど「ただいま」って言ってないんです。

・・・イントネーションとか下手になってる可能性大です。

「行ってきます」は職場でも使いますし、かなりネイティブな発音で繰り出してますけど、もしかしたら「ただいま」はカタコトになってるかもしれません。

そういう不安に駆られまして、昨日誰もいないアパートに「ただいまー!」って帰ってみたんですけど、すっげーむなしくてどうにかなっちゃいそうでした。

それからトイレ使うのって基本的に自分だけなんですけど、トイレットペーパーの減りが早いのなんのって驚きです。

「そんなに使ってんの?」ってくらい使ってます。霊的なものが使ってないとつじつまとか合わないくらいの速度で減っていってます。霊的なものと同棲してるかもわかりませんけどね。おりに霊感がないだけで。

冗談はさておき、実家にいたときの『自分だけがトイレットペーパー替えてる疑惑』は、おそらく冤罪だろうということに気付きました。自分が加害者だったかもしれないっつって。

「絶対におかんが残り一巻きで切り上げたー!」っつって疑惑の目を向けたもんですけど、それたぶん気のせいだったなーって。

例えるなら、女子高生のお尻を触ったっつってオジサンが捕まりかけたけど、実際はオジサンの手を女子高生がお尻で触りにいってたーみたいなことです。

・・・ごめんなさい、違うかもしんないです。

それ以外は『湯船に浸からなくなったこと』とか『朝は目覚まし時計とケータイアラームの二段構えにしたこと』とか、その程度の違いだけですかね。

アラームはスヌーズを駆使しつつの5分刻みで5パターン。ここは徹底するようになりました。起こしてくれる人が居ないので。

他のことに関しては実家に住んでたときも部屋にいる時間が長かったんで、さほど変わらないような気も。

「20代のうちに経験しとけ」って言われたことを30歳になった瞬間に始めたんですけど、よく聞く『親のありがたみ』については、幸か不幸か実感することなく今日に至ります。

そして今日も会社に繰り出しまして、1番乗りだったんで思い付きで「ただいまー!」って言ってみたんです。アパートと違って響くかなーって思いまして。

そしたら、まさかの社長がいたんです。

扉ガラガラって開けたら誰か居たんで「ホッキョクグマか社長か」ってくらいの驚きだったんですけど、なんか気持ち悪いくらいの笑顔でして。

こっちからすればDIOも驚くくらいの『ちょっとしたザ・ワールド』だったんですけど、まさかの「ここを家だと思ってくれ」発言に驚きを禁じ得ませんでした。

本当の意味でも身を粉にさせられるっつーか、すっげーむなしくて、どうにかなっちゃいそうでした。

逃げるようにトイレに駆け込んだら、ここでもトイレットペーパーが一巻きしか残ってなくて戦犯探しに勤しんでる本日です。

っつーか30歳なる直前に『20代のうちに経験しておくべきこと』みたいなので、一人暮らしを経験しようーっつって一人暮らしを始めたんですけど、

自分の中では「契約したのは20代だしセーフでしょ」って思ってましたが、霊的なもんがトイレットペーパー使ってんなら、一人暮らしとかまだ未体験だわ。

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