「結婚には3つの袋が大事だー」なんて言われて、それこそ昔から良き妻の理想像としてトップにあり続けるのが『料理上手』なわけですけど、それってみんなわかってることじゃないですか?
というのは、例えば婚活的なところに行ったとして「趣味は?」に対する答えが「お料理教室に通っています」とかっていうのは、言ったら「もしこの会社ともう1つの会社の両方に合格したら、どちらに来ますか?」の質問に「御社です」っていうくらい順当っつーか。
いや、何が言いたいかっつーと「料理が得意です」って自分から言っちゃう人っていうのは、いわば「aikoに似てるって言われます」くらいの地雷だと思うんです。
ほんでね、例えば「料理と呼べるほどのものはできない」っつって、実際に作らせたらこれ以上ないくらいの肉じゃがが出てきたり、完成度の高い味噌汁が出てきたりもするわけで。
そのときの評価の上がり方っつったらハンパ無いと思うわけです。これを使わない手はないと考えました。男女共働きが当たり前になってきている昨今、男性も料理ができて然るべき時代です。
てなワケで、料理を少しばかり本格的にやろうと思いまして。もう『牛筋の煮込み』的なもんを作ったりして、旦那としての見込みもアゲアゲでいこうと思うんです。
多分ですけど、女性サイドからしても「ウチの旦那、料理上手なんだよねー」ってのは、周りに自慢できると思うんです。ほんで、そこそこの需要もあると見てます。
それを踏まえたら、今からでも軽く修行しておくべきだと思いました。もうゆくゆくは、落としブタする要領で彼女も落としますから。
今はまだ健康ミネラル麦茶を「うめーうめー」言いながら飲んでるレベルですけど、そのうち笑福亭ソルベっつってデビューしたいくらい。
それこそ笑点の空いた席を狙ったり、24時間テレビのランナー狙ったり。あ、それいいですね。
24時間テレビのマラソンを完走して、彼女にプロポーズするなんて、マジでCKじゃないですか?あ、超カッコイイって意味です。あんなんで落ちない人はいないと思います。
まぁ落ちない女がいない一方で、24時間テレビのランナーの選考には落ちるでしょうけどね。そして激しく落ち込むでしょうけどね。
もし願いが叶うなら、今描いたシナリオをぜひ。ほんで、打ち上げは彼女と2人で細々と。得意の料理でも振る舞いましょうか。
別にまぁなんでもいいんですけど、ちょっと背伸びして『パエリア』なんてどうでしょう。2人にぴったりだと思います。
貝は地球を救う。なんつって。