昔、ニートに憧れまして。憧れたっつーか不可抗力っつーか。
『仕事をしなくても生活できる』って選択肢があるなら選びたかったっつー程度ではありますが。
なれるもんならなりたかったです。ニートに限らず石油王でもウルトラマンでも。
なんなら幼稚園の頃に夢見た『うちゅうひこうき』でも。『し』が書けなかったのかな?なんつって。
ニートって響きが良すぎて「I neet you」って造語も成立しそうじゃないですか?「私、ニート中です」的な。
「おい、お前どこ中だよ?」とか絡まれたときの「失業中だよ!文句あっかゴルァ!」に並んで使えそう。きっと絡んでった側も「ごめんなさい。そんなこととは露知らず」みたくなる。
まぁ、そのあとで目の辺りに梅雨前線が到来するわけですけど。「あー、なんで生まれてきたんだろう」っつって。
そもそもニートって響きが、ちょっとカッコイイんですよ。ネーミングのベクトルだけ拾ったらSMAPみたいなもんじゃないですか?
だからね、ニートってワードが、ちょっとした『アンダルシア』みたくなってます。憧れの対象って意味で。
一応、思い付いちゃったんで放り込みましたけど、世代じゃないのでわかりません。個人的な見解としては『サンタ・ルチア』的なものだと思ってます。
実は昔、パチスロで稼いでたのもあって、学校もロクに行かずに実家に居た時期がありました。
「喉渇いたなー。ついでになんか食べたいなー」っつって、2階の自分の部屋からリビングに降りてきて冷蔵庫を開けると、母親の視線が胸に刺さるんですよ。
「何しに来た?」とか母親に言われるんです。お腹を痛めて生んだ我が子に向かって放つには辛辣すぎるお言葉。
こっちは「腹が減って戦ができん」って言うんですけど、返す刀で「ふーん、道草食ってるのにね」とか言ってくるんです。
オタクの息子は、どっかのベジタリアンですか?むしろヤギですか?
まぁ『社会』という戦場には、一向に足を運ぶ素振りを見せなかったのも事実ではありますが。基本的に争いを好まないんでね。
だから『奴らを蹴落としてでも内定を勝ち取る』っつーようなハングリー精神に欠けてたんですよね。
あ、そういうこと?そっからの『草食系男子』ってこと?
共存を選ぶ心優しき少年みたいな感じに捉えてますけど。
なんかね、ここ最近『〇〇系男子』ってワードが流行ったじゃないですか?
恋愛に対して積極的だと「狩猟本能がどうたら~」っつって『肉食系男子』って。
その逆で、恋愛に対して消極的だと『草食系男子』っつって。
草食系男子もめっちゃ積極的に草食べるけどね。そして『女性は綺麗な花』って説もあるけどね。
いずれ、あんまり草食系のイメージが良くないような気がするんで「おりも肉食っぽいとこあるんだぜ」アピールをしようと思ったんですけど、
残念ながら、めっちゃ道草食ってるし、どっからどうみても草食系でした。
まぁ、それはあくまで両極を比べての『どっちかって言ったら』という状況の場合です。『どちらとも言えない』的な選択肢があれば、それでしょうよ!っつって。
ちょうどいいの無いの?っつって。
どうやらね、調べたところ『ロールキャベツ系男子』っつーのもいるらしいですよ。
『一見、草食系だけど、中身は肉食系』だそうです。
「なんで急に食べ物の話になったの?」って思っちゃいました。だって、そんなん言い出したらキリないんですもん。
『札幌味噌ラーメン系男子』っつって「いつまでも熱い気持ちを内に秘めている」とか。
『おでん系男子』っつって「放っておくと、ぬるま湯に浸かりだす」とか。
あと食べ物からは離れますけど『錦織系男子』っつって「世界のトップで活躍する」とか。
北川景子さんと結婚したDAIGOさんは『KS系』男子ですし。あ、KSKって意味です。結婚してくださいって意味です。
あと『J系男子』もとい『JK男子』っつって、ちょっとヤバイやつ。
ね、キリないでしょ?
そーいや『ロールキャベツ系男子』の話をしたときに、こないだロールキャベツ作ろうとした時のことを思い出しまして。
キャベツ安かったから思い付いたんですけど、結局、ひき肉買うのを忘れてしまったんです。
仕方なしにキャベツのみをふんだんに使って料理したら、まさかの『オールキャベツ』が完成したわけで、ここでも完全なるベジタリアンだったよね。
コメント
昔は高等遊民って言ったらしいですけど、
ニートとどっちがかっこいいかなあ?
マミーさん、カッコ良さを追求してはなりませぬ。
プーさんでいいんです。プーさんで。