先日、友人が入籍しまして。
聞くところによると「式はやらない」ってことだったので、共通の友人数人で、気持ちばかりを包んで渡そうということになりました。
さすがに『気持ち』ばかり包んでもアレがアレでアレなんで、ちょっと可愛らしいメッセージカード的なもんを添えて渡そうと。
ほんで、お世辞にも学があるとは言えない男数人で「メッセージカードを作ろう!」っつって、あーでもない、こーでもないってやってたんですけどね。
力量不足の人間に限って、上を向きたがるっつーかなんつーか。補助付き自転車を乗り出したばかりの子が補助を外そうとするみたいな。
「英語で書きたいよね?」ってなりまして。
「結婚って・・・英語でなんて言うんだっけ?」っつって。
ある奴が「ウェディングじゃね?」っつって。
でも、ウェディングのingって、確実に『現在進行形』だと思うんです。友人は既に入籍を済ませとるわけですから。かと言って『過去完了形』とか全然憶えてないわけです。
Mrビーンみたいな話になってきたりして、それはそれでややこしいっつーので、ウェディングをゴリ押しすることになるんですけど。
ingでメッセージ送っちゃったら、奥さんから「他の女とも結婚したんじゃないでしょうね!?」的なことが起きやしないかと。
とりあえずウェディングは保留で。
ある奴が「マリッジじゃね?」っつって。
「婚約後の虚無感的なものを『マリッジブルー』って言わないっけ?」って話から、マリッジが有力候補に躍り出ました。
でもコイツが、実際は虚無感ありきのマリッジで『結婚は結婚だけど、望まれていないっていう意味合いを含む』みたいな感じになったら、やばくね?っていう不安。
英語って、こういうの結構多いじゃないですか?
付き合ってるイギリス人の彼女に「明日、仕事終わった後、デートできるんだよね?」って確認されて、1ヶ月前からの約束だし行くつもり満々でも、仕事が長引く可能性もあるわけで。
断定しないって意味だけで『maybe』を使おうもんならブチ切れられるみたいなことですよね。「いつからハーフハーフになったのよ!!!」っていう。
とりあえずマリッジも保留で。
ある奴が「バタフライじゃね?」っつって。
バタフライを訳したら『今日は 今までの どんな君より 美しい』ですから。
さらに「もう1つ意味があって『これまでの人生よりも、さらに飛ぼう!』的な意味があるよー」みたいなことで盛り上がったんですけど「それ、ベターフライじゃね?」っつって。
「っつーか、比較級ってベターだっけ?モアじゃなかったっけ?」みたいな話をしてるうちに「そもそもバタフライって結婚どーこーじゃなくて、泳ぎ方じゃなかったっけ?」って意見が出ました。
その時は「確かに!!!」って思ったけど、よくよく考えたら違うんですよね。『鶏肉が大好きな臆病者』だっているし『ハエだって飛ぶ』し。
冷静に考えたら全然的を射てない意見なのに、付け焼刃でスタート切ってるもんだから、それ言われて焦るっていうね。
「バタフライ・・・確かにそうかも・・・」なんて言いながら目が泳ぐっていう。
結局、この討論だけでお腹一杯になりまして。
ある奴が「ど-する?飽きてきたし、もう適当にブライダる?」っつって。
満場一致で「それだ!!!」ってなりました。
以上です。
『英語で何ていうんだっけ?あるある』を『ある奴』がお送りしました。
コメント
ドイツ語とかロシア語とかにすればよかったのかも!なんていうのか知らないけど。
マミーさん、学校でドイツ語習ったけど忘れちゃいました。
ばーむくーへん、しゃうえっせん?
・・・時の流れは、恐ろしあ。