たまに『雨は冷たいけど ぬれていたいの』的なときってありません?少しセンチメンタルなとき。
ここで、かの有名な森高千里さんは『思い出も涙も 流すから』って歌い上げたわけですけど、うまいなぁーって思って。本当にうまい。
たぶん恋人との思い出も、それを思い出して流す涙も、全部流してくれる雨に対して優しさを見出してるって部分ですよね。
農家の人とか水不足の地域に住んでる人とか、それから運動会が嫌な人とかじゃなければ、基本的に雨って嫌いじゃないですか?
「そこを、こう表現するかね!?」っていう一種の感銘なのかなぁ。
ぶっちゃけますけど、本当はこういうの書きたいんですよ。
なんかしらのカタチで言葉に掛けながら、グッと心に刺さる表現っていうんですかね。心に響く『巧さ』っていうんですかね。
でも、どうやったらそういう表現に行きつくのか、1ミリもわからないっつーか。
それでも、かなり近づけようと努力はしてるわけです。
なのに、なのにですよ。
これを沙悟浄まろが書こうとすると変になります。
『雨はめっちゃ降ってるけど おかげで心は晴れた』とか。
明らかに森高さんのと比較して与える印象が全く違うんですけど、どっからどう寄せていったら森高さんの詩に近付くのかわからないんですよね。
人のブログ読んでても、たまにいませんか?すっげーうまいこと言ってる人。
しかも、ベクトルが笑いの方に向いてるんじゃなくて、文学的に秀逸っつーかなんつーか。
『サウイフモノニ ワタシハナリタイ』んです。
『降ってくる雨が迷惑で しかめっ面したあたしに 雨上がりの虹を教えてくれた ありがとう』と歌い上げたのはaikoさん。
これはね、思い付きますよ。雨と虹なんてセットみたいなもんですから。
思い付くんですけど「うまいこと言ってるんじゃね!?」っつって、調子に乗っちゃうと思うんですよね。「ありがとう」でサラっと締めくくるあたりが、さすがaikoさん。
沙悟浄まろが書くと『あ、そういうこと?あなたの優しさが空にまで滲んだってこと?滲んだってのと虹が掛かってるってこと?そして、空には虹が掛かってる的なこと?』っつって。
何回もこすっちゃいます。飽きるまでこすります。
何が違うんだろうなぁ。
「台風がくるっていうんで、そのせいで客足も遠のいてるせいか、やたら社内での風当たりも強い」とか。
「ジメジメしてるって理由で、みんなに嫌われて梅雨が泣いてる」とか。
めっちゃ思い付くけど、なんか違いますよね。心は動かないし、読んでる人の表情も曇っちゃうんじゃないですかね?
雲は絶え間なく動いてるんですけどね、なんなんでしょうね。
とりあえず、この辺でやめておきますか。
天気の話はキリがないですから。
コメント
笑いをとるのって難しいんだから、
今も秀逸なのではないでしょうか。
ねっ?!
マミーさん、たまに考えるんです。
ちょっとマジメなやつも書けないだろうかと。
前半、調子よく書けてても、後半になるとフザけちゃうんですよね。
たぶん、誠実さに欠けてます、はい。