「仕事がやめたい」って思う時に思うこと。

今の仕事を約5年続けてますけど、最近の『辞めたいな感』がハンパないです。

毎日のように「仕事やめたいなー」って思ってますし、その一方で「辞めてどうする?」って部分が少しあるんで、かろうじて踏みとどまってるような状況って言うんですかね。

誰かが後押ししてくれたら、すぐにも辞表とか出しそうです。同僚には「押すなよ?押すなよ?」って言ってるんですけど、真面目な人ばっかで誰も押しちゃあくれません。

実のところ「仕事やめたいなー」ってのは、入社して1週間目くらいからずっと考えてることなんです。 最初の半年は病的になるくらい叩かれまして「すいません」と「次から気を付けます」しか喋ってないんじゃねーか?ってくらいでした。

でも、ずっと低姿勢で文句の一つも言わなかったってことを考慮すると、色んなことに文句を吐き散らす今の方が病的かもって説もあります。こっちの方が深刻かもわかりません。元近鉄の黒ノリみたいな。

それが1年経って多少マシになってきて、2年経って上司もそこまで頭ごなしに言ってこなくなってきて。まぁ2年にも渡る言葉の暴力と鉄拳制裁でもっても、改善の余地無しって上司サイドが諦めたのかもわかりませんけどね。

当時は黙って謝ってるだけだったんで、上司もウジウジしたおりを見て余計にヒートアップしてたのかも。今じゃ嫌味でも言われようもんなら「そんなこと、関係ねーし、しらねーし」って五七五のリズムで返してやったりしてます。健全な部下の態度じゃないですね。

3年経ったら、仕事もだいぶ手につきました。ある程度の内容は前例ができてきたというか。仕事が、ちょっと楽しいなって思えるようになってきた頃です。とは言っても、その倍、嫌なこともあるんですけど。

以前は『頭下げることしかできない』って思って取り組んでたことが、いつの間にか『やれることはやりましたんで』みたいな。ちょっとした傲慢さがでてきたといいますか。例えるなら元楽天の黒ノリっつーか。

このあたりから売上ノルマみたいなもんが課せられたんです。ノルマなんですけど、表向きは目標ってことになってまして、

前年比の105%っていうもんだから「10年後にはすっげーことになってんなー」なんて思ったりしてます。ちなみに達成できなかったからといって、それが下がるってことは無いシステムです。いい加減、社名とか『社畜システムス』って名前に改名した方いいと思う。

それでも『やりがい』あるんですよ。修理した後に「ありがとうございました」ってお客さんに言われたら本当に嬉しいもんです。夜遅くまで頑張った甲斐があったなーっつって。仕事上どんなに嫌なことがあっても、明日も頑張ろうって思えるんです。

ここに非常に大きいやりがいを感じてやってきたんですけど、もうね、お客さん都合で夜7時過ぎに呼ばれて行って「10年しか使ってないのに壊れるなんて不良品だ!」とか怒られたりしますと、もうやってらんねーっつって。「ゴメンナサイ」とか片言ですもん。

こんなん続いたら、盗んだバイクで走りだしたり、夜の校舎、窓ガラス壊して回ったりしそうです。

それでも、自分だけが生活していくには不自由ないくらいのお給料がもらえてます。人と比べてどうこうじゃないですけど、割と恵まれてるのかなーっつって。

クレーマーに文句付けられたり、得意先に理不尽なことを言われたり、嫌なことって本当にいっぱいありますけど、お客さんから直接ありがとうって言ってもらえる仕事って、なかなかないんでね。

そこだけがモチベーションなんです。

「一生この職場でやっていくんだ!」って意気込んだ前の職場は3年でやめました。初めて「辞めたいなー」って思ったら、もう歯止めが効かなくて。

逆に今は毎日辞めたいなーって言いながら5年続いてますんでね、もしかしたら「いつだって辞めれる」ってくらいの感情の方が柔軟に物事を考えられるので、返っていいのかもしれません。

『明日やろうはバカ野郎』なんて言いますけど、もはやバカ野郎でいいんです。

そんなこと、関係ねーし、しらねーし。

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