やたら『スペック』だの『ポテンシャル』だのという言葉を使っていた親友の学生時代の思い出話。

天下のGoogle先生で『親友の天野くん』って入れて検索すると、キャイ~ンの天野ひろゆきさんのウィキペディアを差し置いて上位表示されます。

嬉しいような、悲しいような。

 

『親友の天野くん』なんですが、10代の頃は全くと言っていいほどパソコン関係に興味が無かったんです。

さすがにレポートとかあるのにアレだなーっつって、県外の大学に行くっつータイミングで、お祝いにノートパソコンをプレゼントしたことがあります。

それ以降、めちゃくちゃ詳しくなりまして。同時に、大学の雰囲気に馴染んでなのか何なのか、言動が一時期おかしかったので、その頃の話を。

 

まず、やたら『スペック』って言葉を使うようになりました。二言目には「スペックは悪くないと思うけどねー」っていう上からの発言。

「それだけのスペックがあれば合コンでも、ちやほやしてもらえるんじゃない?」とか。

随分高い所からモノを言いますねーっつって。こっちからしたら内心「スポックみてーな顔しやがって!」って思ってるんですけど。

 

それから、やたら『ポテンシャル』って言葉も使うようになりました。どんだけ潜在的な能力を秘めてるつもりなのか。

「追い込まれるとポテンシャルを発揮するからねー」とか普通に言うようになりました。

 

そんなん言い出したら、こちとら二十歳の頃から手抜きに手抜きを重ねて、いわゆる『充電期間』ってものに突入しているものの、未だにマックスを迎えてませんけど?

10年もの間、充電し続けてるのに未だ完了されない自身の器が秘めている『ポテンシャル』に驚愕してます。

 

きっと『沙悟浄まろ』というブロガーは、とてつもないポテンシャルを秘めてるスペックなんだと。

いや、違うか。ペテン師っぽい『ペテンシャル』を秘めたスポックか。どっちでもイイですけど。

 

そんな彼は、パソコンで音楽が聴けることを知り、動画を見れることを知り、漫画が読めることを知ったわけで。

そのときの彼のキラキラした瞳は、未だに覚えています。

 

最初は「ゲームってどうやってダウンロードするの?」とか「曲のダウンロードの仕方、教えてよ」とか聞いてきてたのが、

次第に、気付いたら「ムービーって落とせるの?」とか聞いてくるようになりました。

 

色んなもんを落として、充実した大学生活を送りながら彼女を落とすことにも成功した彼は、もはやパソコンで落とせないものは無いと。

「今の俺なら大阪城も1人で落とせる!」くらいの勢いだったのが、記憶に新しいです。

「なんでも落とせるぜ!」っつって調子に乗った結果、必修科目の単位も落とすことになるわけですが。

 

入学するのに数年遅れて卒業するのも遅れたっつーので、さぞ落ち込むかと思いきや。

今度は、いわゆるギャルゲーと呼ばれるジャンルに手を出し、もはや手が付けられないレベルにまで成長してしまいました。

 

青い髪で眼帯みたいなのをしてるキャラクターのフィギュアとかを、ヤフオクかなんかで買い漁るような人になりました。

そこで思うのです。「こいつのスペックやべー」と。「ポテンシャル半端ない」と。

 

リンゴが落ちるのを見て万有引力に気付く人も居れば、必修科目を複数落としても自分の愚かさに気付かない人もいるんだなぁと。

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コメント

  1. mamichansan より:

    さすが天野くん。お友だちになりたい!

  2. xx_mar0_xx より:

    マミーさん、天野くんは危険ですよ!
    普通のツッコミに飽きて、変にワードに凝りだしたり、
    仕事中にも関わらずLINEでメッセージ送ってきたり、
    何よりハゲ散らかしてるし。
    誰かに似てる。