独りぼっちのクリスマスには、それが1番大事。

クリスマスが今年もやってくる。・・・呼んでもいないのに。

ここ数年に限った話じゃなくて学生の頃なんかも、1人で過ごしたときもあったし男同士で楽しんだ時期もありました。

「クリスマス、なにしてた?」って聞かれたら「なにそれ?美味しいの?」って聞けば、大体みんな笑ってくれたんですよね。

いつの頃かはわかりませんが、それ言うと少し温度下がる気がするんですよね。場が凍り付くっつーかなんつーか。「お前、それでいいの?」みたいな。

個人的には負け惜しみでも何でも無く、こういうイベントにあまり興味がないってのもあって、一緒に楽しんでくれる人が居ても居なくても、別に寂しいって思わないのが本音なんです。

ただ、それを世間に対して言うってことは、ある種の『負け惜しみ』のように映るようで「可哀想な奴だなー」って思われてしまうようです。

だったら悲しんでるフリでもした方が可愛げがあるっつーことで、いわゆる自虐の方向でネタにし続けること早9年。

最初は笑ってくれてた仲間たちが1人抜け2人抜け。遂にはこちらの自虐ネタに対して「お前、それでいいの?」とか言い出す始末。それ聞いて唖然とした後で愕然としました。

どうやら気付いてしまったんですけど、30を超えた独身男がクリスマス等のイベント時に使う自虐ネタっつーのは、どうやら『笑えない』らしいです。

これが「去年は楽しかったなぁ・・・」とかだであれば、まだ救いようがあるっつーんですけど9年連続っつったらね。もうそれ、どっかのALSOK?ってレベルなわけです。

この笑えないジョークを自分がやってしまってたってことに対して超絶ゾッとしてます。こいつは「年を増すごとに人口比が高くなっていくアレだ!」っつって。

おばあちゃんが出すそれなんか「生物兵器っつっても過言じゃない!」っつーくらいのやつで、そりゃーもう仕事で何度も浴びせられてきたんですけど。

ボイラーが壊れてしまって困っているおばあちゃんに、「10万円で修理するか、30万円で買い替えるか」を選んでもらうって展開になるじゃないですか?

新しいものに交換する流れになって交換し終わりました。ほんで、使用方法なんかを説明してるときに「このボイラーも10年とか、それくらいしたら壊れちゃうの?」って聞かれたりするわけです。

「使用頻度にもよりますけど、10年以上使えて当たり前ってものではなくなってますねー」なんて言ってたら、まさかの発言ですよ。

「まぁ、私より長生きするだろうけど」

・・・みたいなことじゃないですか?「もう何て答えるのが正解かわかんねー!!!」っつって。ぶっちゃけ、苦笑いしかできないですもん。

「そんなこと、おっしゃらずに」とか言おうもんなら「いいのよ、老兵は死なず、消え去るのみなのよ」とか、なにやら哲学的なことまで言い出したりして。

「もうフォローしきれねー!!!」っつって、おりもその場を消え去るんですけど。

それらをトータルして考えたらクリスマスの自虐的なやつの返しだって、仲間だったからこその「お前、それでいいの?」だったんですよ。

これ、仲間とかじゃなかったら苦笑いされて終わりでしたよ。

おばあちゃんの笑えないジョークと同じことしてました。人知れず、老兵に片足突っ込んでました。

ほんで、なにやら雑誌ではベタなランキングなんかを特集しだして『恋人がいないアナタも安心!3週間でコレをやれ!』的な記事が蔓延して、みんな焦って恋人を作ったりしようとするわけです。

老兵になりたくないから、がっついて見るんですけど「それができたら苦労しねえわ」って思って、どうやら今年もALSOKになりそうです。

っつーか、負け惜しみと捉えてもらって結構ですんで、1つばかり言わせていただきます。

そこに恋人がいないのが寂しいのじゃなくて、そこに恋人がいないと思うことが寂しいんじゃねえの?

・・・やべえ、なんかの歌だ、コレ。

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