歌のテストや自己紹介カードやあだ名の話。

初詣に行きました。途中、ジャミロクワイに会いました。「おー、久しぶりー!!!」っつって。「元気してたー???」っつって。

あ、ジャミロクワイってのは、中学1年生のときの同級生です。ちなみに女性です。

小学校高学年あたりから中学初期にかけて『自己紹介カード』的なもん流行りませんでした?何が面白いのか未だにわかんないんですけど『趣味』とか『好きなタレント』とか記入するやつです。

1軍ベンチあたりの女子から、クラスみんなに「これ書いてー」って回ってくるやつです。

ガチで男子から人気が出そうなレギュラータイプでもなければ、男子の友達が全くできないファーム控えの感じもなくて、どっちかっつったら男友達は多い傾向にある女子(1軍ベンチ)が先陣切って配りだす新学期の風物詩と言いますか。

あれの中に『あだ名』って項目がありましてね。みんな書くのに困ってたわけですよ。「苗字だけってのも何かなー」って年頃じゃないですか?

なんなら小学生のときなんて大して仲良くもないのに下の名前で呼び合ってたのが、いつの頃からか苗字にシフトチェンジするわけですけど、中学の最初にキャラって決まるわけで、この先3年間の位置がほぼ決まってしまうわけです。

眼鏡をかけててナヨってるってだけで『のび太』ってあだ名を付けられてしまうようだと、この3年間でモテ期がくることは95%ないでしょう。

ここ、すごく大事な時期です。高校受験の時期に次いで2番目に重要といっても過言じゃないかと。

そんな中、1番最初の音楽の授業で歌のテストがありまして。選曲は個人の自由っていう、ある種の試練が与えられたわけなんですけど、幸か不幸かトップバッターを務めるハメになりました。

自由だって聞いてたから光GENJIの『パラダイス銀河』を唄ったんです。もうね、これまでの人生で1番スベったんじゃないかっつー瞬間でした。

最初のサビで全然ウケなくて。あまりにもヤバイっつって、Bメロあたりでスケートの振り付けもしたんですけど、それでもクラス全体が苦笑してるっつーレベルでしてね。

「ごーきげーんーいかーがぁぁぁ」とか、はしゃいでる場合でもパラダイスでもなかった。夢の島どころか、明日からのおりの上履き探せないって感じでしたよね。

しかも何がツライかって、その後に続くクラスのみんなが『おぉシャンゼリゼ』とか『翼をください』とか『少年時代』とか、いわゆる音楽の教科書的なソングをシングしたんです。

そのせいで、おりがすごい浮いた。尊師か!っつーくらい浮いてた。

まぁ結果的に「コイツは変な奴だけど、悪い奴じゃなさそう」っていうアドバンテージを得まして、クラスのみんなから「あだ名付けてー」って頼まれる『新宿の母』的なポジションの獲得に成功したわけですが。

なので『もっとも偉大な2発屋』よりも先に、あだ名付けまくってましたよ。

最初は真剣に考えてたんです。ノゾミちゃんなら『のんちゃん』とかその程度ではありますけどね。でも佐藤とか鈴木が続いたときに急に飽きたんです。こうなってくると『やっつけ感』がでてきちゃって。

佐藤麻衣ちゃんを『さまい』にして、伊藤舞ちゃんを『いまい』にしました。その後で登場した今井舞ちゃんも『いまい』にしました。

これはさすがに手抜き過ぎたので『つむり』にしましたけど。マイマイ的な話です、なんか恥ずかしいです。

その後は完全に惰性です。レベッカとかジョニーとかボブとかチャモロとか。ボブとチャモロは最後まで嫌がってたなー。ちなみにチャモロは中学卒業までチャモロのままでした。

その中の1人がジャミロクワイです。こっから派生したのかどうかは不明ですが、彼女は中学卒業時には『ジャミラ』って呼ばれてました。

恋多き青春時代に怪獣扱いされたせいなのか、きっと高校デビューでもして、大学ではイイ恋もして・・・今ではすっかりスレンダーなキャリアウーマンっぽい風貌でしたよ。

アジアの妖精っつーか、アジアンの妖精?的な。ちなみに妖精っつってもティンカーベルみたいなやつじゃないですよ。トロール的なやつですよ。

アジアンのトロールですからね。どっかの川みたいな風貌してました。馬場園の傍に流れる川みたいな。

まぁ、ジャミロクワイを散々ディスり倒してますけど「お前、それイジれるだけのルックスねーからな!」っていうのは、もっともなご意見です。

おりはジャミロクワイ以上にジャミラ似ですし。

当時、好き勝手やってましたけど、肝心のおりのあだ名はと言いますと『まろ』でした。理由は、色気づいて眉毛イジったら変な感じになったからです、はい。

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