ジャンケンで勝負するとき、何考えてます?特に、一騎打ちの場合。
おりの場合は勝つことを考えるのはもちろんそうなんですけど、本当に勝ちたいときってのは相手を揺さぶってます。
具体的にどうするかっつーと「自分はパーを出す」って宣言するんです。
斬新じゃないですか?ん?そういう奴いたって?じゃあ、それはおりかもしれませんね。
宣言するのは別にパーに限らずなんでもいいんですけど、これを言うことによってジャンケンがただの確率勝負じゃなくなります。
相手がそれを信じるかどうかの読み合いになるんですね。
もし自分が相手にとって冗談とかよく言う存在のように映ってるなら、相手はまず信じてきませんから。グーを出してくる可能性が高いと思います。
なんでかっつったら、相手にとってのおりは『オオカミ少年』みたいに映ってるわけで、そんな奴が「パーを出す」って宣言してるっつーのは『パーはない』って言ってるようなもんなんですね。
相手にパーの選択肢がないならチョキ出したって勝てない、だからグーって理屈です。
っつーか真面目な人が、そもそもこういう揺さぶりなんかするわけないって説もあります。こんなこと言い出す奴なんて本当にろくでもないです。こっちを騙してやろうって気マンマンの奴ですから。
だから相手の立場になって考えると「パーを出す」ってことをおりに言われた地点で、チョキは出してこないって考えるのがセオリーです。
ただし、相手に映る自分が『計算高い』とか『ずる賢い』って場合。冗談のレベルを超越した存在のように思われてる場合は「あえて、宣言通りにパーを出してくるんじゃないか?」という意識が相手の中に芽生えます。
つまり「裏の裏なんじゃないか?」って思うんですね。
この地点で、おりが本当にパーを出してきたのにも関わらずグーを出して負けてしまった場合、相手は「おりを信用しなかった」というレッテルを貼られた上に、ジャンケンで負けたことによるペナルティーを受けるわけです。
まさに泣きっ面に蜂です。
このとき『グーという選択肢が持てる人間』っつったら、おりを信用しなかったって結果を心からオイシイと思える人間です。
そこで負けることの笑いが、ペナルティーのリスクを上回ってる場合に起こりやすいと言えます。
つまり、ジャンケンに負けたときのペナルティーが割と小さくて、かつ相手が笑いを欲しがる目立ちたがり屋の場合、おりは正直にパーを出して正直者のアピールをした上にペナルティーの回避にも成功するわけです。
もしペナルティーが重い場合、泣きっ面に蜂ってシチュエーションは正直キツイので、よほどの強心臓かよほどのバカでない限りは、グーの可能性は低いと考えるのがセオリー。
つまり、おりは、チョキを出せば負けの可能性は低くなるんですね。
言ってることわかりますか?おり、途中からわかってません。
色々と好き勝手書いてきましたけど、相手に映ってる自分像と相手の本質を見抜けば「パーを出す」っていう宣言が一撃必殺になり得ます。
もし、負けられない一騎打ちジャンケンをする機会があれば「パーを出す」宣言をして、チョキを出してみてください。
半分以上の確率で勝てますよ。
ただ、半分以上の確率で負けるって説もありますけど。