修理で訪問して部品交換なんかをしてると、お客さんによってはピタっと後ろに張り付いて、ずっと見てたりします。
んで機械の近くに置いてあるものが邪魔になってるんじゃないかって気を遣ってくれて「これちょっと寄せますねー」っつって、作業スペースを広くしてくれるお客さんって結構いるんですね。
今日、トイレの修理でお邪魔させてもらった現場でも、お客さんがトイレ掃除のブラシなんかをパパっと外に出したりしてくれました。
こっちからしたら全然、邪魔じゃないんですけどね。気遣いが嬉しいです。
おりは作業するときに手袋みたいなのをして作業するんですけど、それでも修理後ってなると汚れ的なもんが気になります。
直に触ってはいないんですけど菌的なものって目に見えないじゃないですか?もう手が洗いたいのなんのって。だから修理が終わったら、お客さんにお願いして洗面所を借りる場合があるんです。
ただし、お客さんによってはそういうのを快く思わない人もいるので、もしそれっぽいお客さんであれば車に戻って除菌シート的なもので拭いたりして。やっぱトイレの修理はそういう部分が気になって気になって。
ちなみにトイレの修理で「これちょっと外に出しますねー」っつって掃除用ブラシを外に出してくれるお客さんは、ほぼ100%の確率で素手です。今日のお客さんも安定の素手でした。
修理終わって、お客さんに「直ったの確認してもらっていいですか?」っつって、確認してもらってオッケーだったら「お茶でもどうぞ」的な感じになる場合が結構あります。
大抵の現場は「次の現場もあるんで・・・」とか言って逃げるように去るんですけど、結構グイグイ誘われたりすると邪険にするのも悪いなーっつって、お茶的なものをいただくんです。
おり、ずっと見てたんですよ。一時も目を離さずお客さんを観察してたんです。そのうえで言うんですけど・・・お客さん、手を洗ってないんです。
些細なことかもしれませんよ、些細なことかもしれませんけど、すっげー気になるんです。
お茶っつったら取手がない容器に入ってきますから。模様的なもんを見て、お客さんがどこを掴んだかとか、すっげー目で追うんです。
たぶん、その時のおりの目っつったらサーモグラフィー的な感じになってて、お客さんが触ったとこが赤く表示されてるくらいの勢いでして。お客さんが直に触れたそこに、口は付けないよう必死なんです。
あとは相場としてお煎餅とかいわゆる小袋に入ってるお菓子なんかが添えられるケースが多いんですけど、例えばカステラなんかが切られて出てきたとして、それっていつ切ったの?って思って。
今でしょ!って言われる可能性が一番高いのは自分でもわかってます。それでも信じたくないっつーかなんつーか。
今日は目の前でリンゴを剥いていただきましてね。そりゃー要領いい包丁さばきでリンゴを剥いてくれたんですけど、当然、手は洗ってなくて。
右手に包丁を持ってリンゴを剥いてくれてるんですけど、掃除用ブラシを掴んだのは左手だったんで、その手でまっさらのリンゴの素肌をこねくり回してることになります。
「ヤバイよヤバイよ」っつって対策を考えてる間に、お茶が追加されたりして。もう既にお茶のお椀もこねくり回されてサーモグラフィーも機能しなくなっちゃうっていうね。
お昼食べたばっかでお腹いっぱいですわーっつって逃げることもできず、腹をくくって2切れいただきました。
その時くくったお腹が今はというと、高梨沙羅もビックリするほどの下り坂です。